この記事ではRMANについて解説します。
RMANとは
RMANとはRecovery Manageの略でOracleが提供するバックアップ管理のユーティリティです。
Oracle Databaseのバックアップ、リストア、リカバリなどの操作を行うことができます。
操作はRMAN専用のコマンドを使用して行います。
バックアップはバックアップセットと呼ばれるRMAN独自の形式で保存されます。
バックアップ関連の操作はOSコマンドでも実行できますが、RMANコマンドを使用するとより効率的に操作できます。
一般的にはバックアップの操作はRMANを使用して行われることが多いです。
RMANのメリット
RMANを利用することの主なメリットは以下のようなものがあります。
・バックアップの管理ができる
バックアップのリストを表示したり、不要なバックアップを削除したりすることができます。
・バックアップファイルを暗号化できる
バックアップファイルを暗号化して保存できます。
・バックアップの取得方式が豊富にある
増分バックアップなど様々な形式でバックアップを取得できます。
・リストア、リカバリが容易に行える
リストアやリカバリに必要なファイルを自動で選択して操作を行ってくれます。