この記事ではOracle Databaseで使用できるオプション製品について解説します。
オプション製品とは
Oracle Databaseにはオプション製品と呼ばれる機能を拡張する製品が用意されています。
オプション製品はEnterprise Editionでのみ追加購入することができます。
Personal EditionにはRAC以外のオプション製品が最初から含まれています。
オプション製品の一覧
オプション製品には以下のものがあります。
・Active Data Guard
Data Guard機能にスタンバイDBへのデータ参照機能、自動ブロック修復機能などを追加します。
・Advanced Compression
データやバックアップなどの圧縮機能を拡張します。
・Advanced Security
データの暗号化やマスキング機能を追加します。
・Database In-Memory
データをメモリ上に展開し、SQLのパフォーマンスを向上させる機能を追加します。
・Database Vault
管理者ユーザに対してもアクセス制御を機能を追加します。
・Label Security
ラベルを使用したより高度なアクセス制御の機能を追加します。
・Multitenant
1つのCDBに対して複数のPDBを保持できる機能を追加します。
・On-Line Analytical Processing(OLAP)
多次元データベースの機能を追加します。
・Partitioning
表や索引をパーティション化する機能を追加します。
・RAC One Node
HA構成をとるための機能を追加します。
・Real Application Clusters (RAC)
シェアードエブリシング型のクラスタ構成をとるための機能を追加します。
・Real Application Testing
SQLの互換性を調査する機能を追加します。
・TimesTen Application-Tier Database Cache
パフォーマンスクリティカルなサブセットをアプリケーション層でキャッシュし、レスポンス時間を向上させる機能を追加します。