この記事ではASMCMDでASMディスクグループを確認する方法について解説します。
ASMCMDとは
ASMCMDはASMディスクグループの情報を確認するためのコマンドです。
ASMCMDはgridユーザでしようすることができます。
ASMCMDは対話モードと日対話モードのどちらでも使用することができます。
対話モードではOSコマンドとして「asmcmd」と実行することで対話モードになります。
非対話モードで使用する際は「asmcmd コマンド」とasmcmdの後にコマンドを入力することでコマンドを実行できます。
ディスクグループを確認する方法
ASMディスクグループの情報は下記のコマンドで確認できます。
asmcmd lsdg
コマンドの出力結果の項目は以下の通りです
State:ディスクグループの状態(BROKEN、CONNECTED、DISMOUNTED、MOUNTED、QUIESCING、UNKNOWN)。
Type:ディスクグループの冗長性(NORMAL、HIGH、EXTERNAL)。
Rebal:リバランス中か否か。
Sector:セクタサイズ(バイト)。
Block:ブロックサイズ(バイト)。
AU:割り当て単位のサイズ(バイト)。
Total_MB:ディスク・グループのサイズ(MB)。
Free_MB:冗長性を考慮しない場合のディスク・グループの空き領域(MB)。
Req_mir_free_MB:ディスクグループで障害が発生後、完全な冗長性をリストアするために必要な領域(MB)。
Usable_file_MB:ミラー化のために調整され、新しいファイルに使用可能な空き領域の量。
Offline_disks:ディスクグループ内のオフライン・ディスクの数。
Voting_files:ディスク・グループに投票ファイルが含まれるかどうか。
Name:ディスクグループ名。
使用可能領域のサイズは以下の式で表されます。
Usable_file_MB = (Free_MB - Req_mir_free_MB) / 冗長性係数
冗長性係数はTypeがEXTERNALなら1、NORMALなら2、HIGHなら3になります。
ディスクグループ内のボリュームを確認する方法
ディスクグループ内のボリュームの情報は下記のコマンドで確認できます。
asmcmd volinfo -G <ディスクグループ名> -a
指定したディスクグループのすべてのボリュームの情報を確認できます。
Mountpathでボリュームのマウント先が確認できます。