アプリケーションコンテナの作成

この記事ではアプリケーションコンテナの作成について解説します。

 アプリケーションコンテナの作成

アプリケーションコンテナを使用して、アプリケーションルート、アプリケーションシード、アプリケーションPDBの作成を行います。

アプリケーションルート「toys_root」を作成し、そこからアプリケーションシードを作成します。

そして、作成したアプリケーションシードからアプリケーションPDB「robot」を作成します。


 作成方法

アプリケーションルート、アプリケーションシード、アプリケーションPDBの順に作成を行います。

①アプリケーションルートの作成

CREATE PLUGGABLE DATABASE文でアプリケーションルートを作成します。

AS CONTAINER句を付けることによってアプリケーションルートとして作成されます。

作成するCDBに接続し、文を実行します。

$ sqlplus / as sysdba
SQL> CREATE PLUGGABLE DATABASE toys_root AS APPLICATION CONTAINER
  2  ADMIN USER admin IDENTIFIED BY password
  3  CREATE_FILE_DEST='/opt/oracle/oradata';
Pluggable database created.

作成したtoys_rootをオープンします。

SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE toys_root open;
Pluggable database altered.

②アプリケーションシードの作成

CREATE PLUGGABLE DATABASE文でアプリケーションシードを作成します。

AS SEED句を付けることによってアプリケーションシードとして作成されます。

アプリケーションルートに接続し、文を実行します。

シード名は自動で決まるため、指定できません。

SQL> alter session set container=toys_root;
Session altered.
SQL> CREATE PLUGGABLE DATABASE AS SEED
  2  ADMIN USER admin IDENTIFIED BY password
  3  CREATE_FILE_DEST='/opt/oracle/oradata';
Pluggable database created.

作成したアプリケーションシードをオープンします。

SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE toys_root$seed open;
Pluggable database altered.

③アプリケーションPDBの作成

CREATE PLUGGABLE DATABASE文でアプリケーションPDBを作成します。

アプリケーションルートに接続し、文を実行します。

SQL> CREATE PLUGGABLE DATABASE robot
  2  ADMIN USER admin IDENTIFIED BY password
  3  CREATE_FILE_DEST='/opt/oracle/oradata';
Pluggable database created.

作成したアプリケーションPDBをオープンします。

SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE robot open;
Pluggable database altered.

以上でアプリケーションコンテナの作成が完了です。