データベースリンクを使用したインポート

この記事ではデータベースリンクを使用したインポートについて解説します。

 データベースリンクを使用したインポート

DataPumpでデータを転送する際は通常は転送元でdumpファイルを出力し、それを転送先に移動させ、インポートします。

この方法だとdumpファイルを出力するだけのディスク容量が必要になります。

DataPumpにはこれとは別にデータベースリンクを介してデータを転送する方法があります。

この方法ではdumpファイルの出力は行わず、直接データベースへデータを転送します。

そのため、dumpファイルの出力容量を気にせずにデータを転送することができます。


 インポート手順

FREEPDB1のHRスキーマをPDB2にデータを転送します。

SYSTEMユーザで転送先(PDB2)に接続し、転送元(FREEPDB1)へのデータベースリンクを作成します。

SQL> CREATE DATABASE LINK link_freepdb1 CONNECT TO system IDENTIFIED BY oracle USING 'freepdb1';
Database link created.

データベースリンクを使用してインポートを行います。

network_linkパラメータに作成したデータベースリンクを指定します。

$ impdp system/oracle@pdb2 schemas=hr network_link=link_freepdb1

以上でインポートは完了になります。