統合監査を有効化する方法

この記事では統合監査を有効化する方法について解説します。

 統合監査の有効化

統合監査には監査モードが混合モードと完全な統合監査モードの2つのモードがあります。

統合監査の有効化は混合モードから完全な統合監査モードへの変更をいいます。

完全な統合監査モードのほうがパフォーマンスが優れているので、今回は統合監査有効化を行う手順を解説します。


 統合監査の有効化の手順

統合監査の有効化するにはリスナー、インスタンスを停止する必要があります。

まずはリスナーを停止します。

$ lsnrctl stop

続いてインスタンスを停止します。

$ sqlplus / as sysdba
SQL> shutdown immediate
ORACLEインスタンスがシャットダウンされました。
SQL> exit

makeコマンドで統合監査に必要なライブラリをリンクします。

$ cd $ORACLE_HOME/rdbms/lib
$ make -f ins_rdbms.mk uniaud_on ioracle

処理が完了後、リスナー、インスタンスを起動します。

$ lsnrctl start
$ sqlplus / as sysdba
アイドル・インスタンスに接続しました。
SQL> startup 

統合監査が有効化されたか確認します。

SQL> SELECT VALUE FROM V$OPTION WHERE PARAMETER = 'Unified Auditing';
VALUE
----------------------------------------------------------------
TRUE

統合監査が有効化されたことが確認できました。