PL/SQLの基本構造

この記事ではPL/SQLの基本構造について解説します。

 PL/SQLとは

PL/SQLとはOracle社によって提供されるデータベース操作言語です。

通常のSQLは非手続き型言語であるのに対し、PL/SQLは手続き型言語となっています。

そのためSQLで取得したデータを後続の処理で使用するといった処理が可能になります。

通常のSQLでは使用できない分岐処理やループ処理も行えるのがPL/SQLの利点になります。


 PL/SQLの基本構造

PL/SQLは宣言部、実行部、例外処理部の3つから構成されています。

構造は以下の通りです。

DECLARE
/* 宣言部 */
BEGIN
/* 実行部 */
EXCEPTION
/* 例外処理部 */
END;


 宣言部

宣言部は変数やカーソルなどを定義する箇所になります。

「DECLARE」と記載すると宣言部が始まります。


 実行部

実行部では実際に行う処理について記述します。

「BEGIN」と記載すると処理部が始まります。


 例外処理部

例外処理部ではPL/SQLの実行処理中にエラーが発生した際に行う処理を記載します。

「EXCEPTION」と記載すると処理部が始まります。