この記事ではOracle Databaseのプロセスの種類について解説します。
Oracle Databaseのプロセスの種類
Oracle Databaseが動作するためにはたくさんのプロセスが動作しています。
動作しているプロセスは大きく下記の4種類に分類されます。
・ユーザープロセス
・リスナープロセス
・サーバープロセス
・バックグラウンドプロセス
ユーザープロセス
データベースへ接続するクライアントマシン上で生成されるプロセスです。
クライアントプロセスと呼ばれることもあります。
ユーザープロセスはリスナープロセスにデータベースに接続要求を送る役割と、データベース接続後にサーバープロセスに処理要求を送信する役割があります。
リスナープロセス
データベースサーバ上で実行されるプロセスです。
ユーザープロセスからの接続要求を待ち受け、接続要求を受け取るとサーバープロセスを生成します。
サーバープロセス
データベースサーバ上で実行されるプロセスです。
ユーザープロセスからの処理要求を実行し、実行結果をユーザープロセスに返します。
バックグラウンドプロセスに対して、フォアグラウンドプロセスと呼ばれることもあります。
バックグラウンドプロセス
インスタンス起動時に生成されるプロセス群の総称です。
役割の異なるプロセスが複数あり、Oracle Database全体の処理を行います。