DBCAを使用してPDBを作成する方法

この記事ではDBCAを使用してPDBを新規に作成する手順を解説します。

 PDBの追加方法

現在構築されているCDBに新たにPDBを作成することができます。

PDBの作成はDBCAを使用して行うことができます。

今回は既存のCDB「XE」に新規PDB「XEPDB2」を作成してみます。


 DBCAの操作手順

①スタートメニューからDBCAを起動します。

②データベース操作から「プラガブル・データベースの管理(P)」を選択し次へをクリックします。

③プラガブル・データベースの管理から「プラガブル・データベースの作成(C)」を選択し次へをクリックします。


④データベースの選択からPDBを作成するCDBを選択します。

OS認証が有効でない場合は資格証明を入力し、次へをクリックします。


⑤プラガブル・データベースの作成から「他のPDBから新しいプラガブル・データベースを作成(C)」を選択します。

プラガブル・データベースの選択では「PDB$SEED」を選択して次へをクリックします。


⑥PDBのIDからプラガブル・データベース名を入力します。

管理者ユーザー名とパスワードを入力して、次へをクリックします。


⑦記憶域タイプ、データベースの場所を選択し(こだわりがなければデフォルトのままでOK)、デフォルトユーザー表領域の作成にチェックを入れて、次へをクリックします。


⑧サマリーにて入力情報を確認して終了をクリックします。


⑨作成が完了したらDBCAを閉じます。


 接続確認

作成したPDBに接続できるか確認します。

C:\Users\XXXXXX>sqlplus / as sysdba
SQL*Plus: Release 21.0.0.0.0 - Production on X XX月 XX XX:XX:XX XXXX
Version 21.3.0.0.0
Copyright (c) 1982, 2021, Oracle.  All rights reserved.
Oracle Database 21c Express Edition Release 21.0.0.0.0 - Production
Version 21.3.0.0.0
に接続されました。

SQL> show pdbs
    CON_ID CON_NAME                       OPEN MODE  RESTRICTED
---------- ------------------------------ ---------- ----------
         2 PDB$SEED                       READ ONLY  NO
         3 XEPDB1                         READ WRITE NO
         4 XEPDB2                         READ WRITE NO

SQL> alter session set container = xepdb2;
セッションが変更されました。

SQL> show con_name
CON_NAME
------------------------------
XEPDB2

無事に接続ができました。