ORACLE MASTERとは

この記事ではORACLE MASTERについて解説します。

 ORACLE MASTERとは

日本オラクルが公式に運営する資格の1つで、Oracle Databaseに関する技術を認定するものになります。

2023年現在は「ORACLE MASTER 2019」という19c対応の試験を受験することができます。

資格はブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つのグレードに分かれています。

ベンダー資格ではありますが、シルバー以上の資格は世界基準の資格になります。

 新体系の変更点

2020年に「ORACLE MASTER 2019」として資格体系が一新されました。

新体系での主な変更点は以下の通りです。

・ブロンズ試験でSQL試験が無くなりました。

・シルバー試験の受験にブロンズの取得が必須でしたが、新体系では不要になりました。

・ゴールド試験の受験に必須だった研修受講が不要になりました。

・資格の有効期限が無期限になりました。


 試験内容

各試験の内容は以下の通りです。

・ORACLE MASTER Bronze DBA 2019

DBの基礎知識を証明する資格です。

・ORACLE MASTER Silver DBA 2019

SQLの基礎知識、DBの運用管理のスキルを証明する資格です。

・ORACLE MASTER Gold DBA 2019

バックアップ・リカバリ、マルチテナント・アーキテクチャ、インストール・アップグレード、18c, 19c 新機能概要のスキルを証明する資格です。
受験にはシルバー資格が必要です。

・ORACLE MASTER Platinum DBA 2019

ミッション・クリティカルなシステムにおいて最適な設計・構築・運用を行うスキルを証明する資格です。
受験にはゴールド資格が必要です。
ほかの試験と異なり、2日間の実技試験になります。

・ORACLE MASTER Silver SQL 2019

SQLの知識全般スキルを証明する資格になります。
主に開発者やデータアナリスト向けの資格になります。


 ORACLE MASTERを取得するメリット

ORACLE MASTERを取得するメリットは以下のようなものがあると思います。

・知識を身に着けることができる

勉強する過程でSQLやデータベースの知識を身に着けることができます。

身に着けた知識は実務で役に立つものも多いです。

・スキルを証明できる

Oracle Databaseについてのスキルを対外的に示すことができます。

技術力を証明するのは容易ではないですが、ORACLE MASTERを保持していれば、客観的事実としてスキルを証明できます。