OCIの構成

この記事ではOCIの構成について解説します。

 OCIの構成単位

OCIは以下の単位で構成されています。

・リージョン

・可用性ドメイン

・フォルト・ドメイン

OCIの構成



















 リージョン

データセンターを設置しているエリアのことです。

OCIは複数の独立したリージョンから構成されています。

基本的に1か国に2リージョンが設けられており、日本には東京と大阪にリージョンが存在しています。


 可用性ドメイン(AD)

物理的なデータセンターのことを指します。

1つのリージョンに1or3つの可用性ドメインが存在します。

東京と大阪リージョンはどちらも可用性ドメインは1つになります。

同じリージョン内で複数の可用性ドメインがある場合は各可用性ドメインは物理的に独立しており、大規模災害などを除き他の可用性ドメインの障害の影響を受けません。


 フォルト・ドメイン(FD)

可用性ドメイン内にある論理データセンターを指します。

各可用性ドメインは3つのフォルト・ドメインで構成されています。

各フォルト・ドメインはハードウェア、インフラが独立してます。

そのため、各フォルト・ドメインは他のフォルト・ドメインのハードウェア障害やメンテナンスの計画停止の影響は受けません。


 OCIで高可用性を保つ方法

データベースをOCI上で構築し、高可用性を保つにはデータベースをRAC構成にし異なるフォルト・ドメインに配置することでハードウェア障害などから守ることができます。

さらに大規模災害などでデータセンター自体が停止してしまう場合でも可用性を保ちたい場合は、DataGuard構成を組み異なるリージョンにレプリケーションすることで対応することができます。

OCI上で高可用性を保つ構成