Oracle Databaseの初期化パラメータファイルについて解説します。
初期化パラメータファイルとは
Oracle Databaseには初期化パラメータというデータベースの設定値が存在します。
初期化パラメータファイルはその初期化パラメータを格納しているファイルになります。
初期化パラメータファイルはインスタンス起動時に最初に読み込まれます。
もし、破損していたりするとインスタンスが起動しなくなるので非常に重要なファイルといえます。
初期化パラメータファイルの種類
初期化パラメータファイルは下記の2種類が存在します。
どちらかのファイルを使用して設定値を管理します。
なお、一般的にはspfileの使用が推奨されています。
またpfileからspfile、spfileからpfileとファイルをもとに異なる種類のファイルを作成できます。
・初期化パラメータファイル(PFILE)
テキスト形式でパラメータを格納するファイルです。
テキストエディタでパラメータの編集ができます。
初期かパラメータを変更した際は反映のためにインスタンスの再起動が必要になります。
・サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)
バイナリ形式でパラメータを格納するファイルです。
ALTER SYSTEM文でパラメータを変更します。
パラメータの種類によってはパラメータ変更の反映にインスタンスの再起動が不要な場合もあります。
初期化パラメータファイルの確認方法
pfileとspfileのどちらが使われているかは以下のコマンドで確認できます。
SQL> show parameter spfilespfileが使用されている場合はspfileのファイルパスが表示されます。
pfileが使用されている場合は何も表示されません。