この記事ではOracle Databaseで表にレコードを追加する方法を解説します。
表にレコードを追加するSQL
表にレコードを追加するには「INSERT文」を使用します。
INSERT文は下記のような構造になっています。
INSERT文
INSERT INTO <テーブル名> [(<列1>,<列2>,<列3>…)]
VALUES (<値1>,<値2>,<値3>・・・);
列1、列2…にはそれぞれデータを入力したい列名、値1、値2…にはそれぞれの列に対応する値を入力します。
データを入力しない列は列名、値ともに記載を省略します。
トランザクションを確定させるにはcommit文を忘れないようにしましょう。
使用例
emp表にレコードを追加してみます。
SQL> desc emp
名前 NULL? 型
------------------------------ -------------- ---------------------------------
EMPNO NOT NULL NUMBER(4)
ENAME VARCHAR2(20)
JOB VARCHAR2(30)
SQL> INSERT INTO emp (empno,ename)
2 VALUES (1,'Tanaka');
1行が作成されました。
SQL> commit;
コミットが完了しました。
SQL> select * from emp;
EMPNO ENAME JOB
------ ------ ---
1 Tanaka
すべての列にデータを入力する際は、列名の入力を省略することができる。
SQL> INSERT INTO emp VALUES (2,'Suzuki','Manager');
1行が作成されました。
SQL> commit;
コミットが完了しました。
SQL> select * from emp;
EMPNO ENAME JOB
------ ------ -------
1 Tanaka
2 Suzuki Manager