Statspackレポートの取得方法

この記事ではStatspackレポートの取得方法について解説します。

 スナップショットの作成

Statspackは2つのスナップショット間のパフォーマンスをレポートとして出力します。

パフォーマンスを取得したい期間の前後でスナップショットを取得する必要があります。

スナップショットを作成するには、まずは対象のPDBにperfstatユーザで接続します。

$ sqlplus perfstat@pdb2

接続後、以下のコマンドでスナップショットを取得します。

SQL> exec statspack.snap;
PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。

これをパフォーマンス前後で2回取得します。


 レポートの作成

取得したスナップショットを指定してレポートを作成します。

対象のPDBにperfstatユーザで接続し、SQLを実行します。

SQLを実行すると取得済みのスナップショットの一覧が表示されるので、開始地点と終了地点のsnap IDを入力します。

その後レポートの名前を入力します。

デフォルトでよければそのままEnterを入力します。

$ sqlplus perfstat@pdb2
SQL> @?/rdbms/admin/spreport
…
Listing all Completed Snapshots
Instance     DB Name	    Snap Id   Snap Started    SnapLevel Comment
------------ ------------ --------- ----------------- ----- --------------------
FREE         FREE                 1 06 1月  2025 06:11     5	    
                                  2 06 1月  2025 06:13     5
Specify the Begin and End Snapshot Ids
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
begin_snapに値を入力してください: 1
Begin Snapshot Id specified: 1

end_snapに値を入力してください: 2
End   Snapshot Id specified: 2

Specify the Report Name
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
The default report file name is sp_1_2.  To use this name,
press <return> to continue, otherwise enter an alternative.

report_nameに値を入力してください: 
Using the report name sp_1_2
…
End of Report ( sp_1_2.lst )

作成したレポートはカレントディレクトリに出力されます。

以上で、レポートの作成は完了になります。