この記事ではLinuxサーバの過去のCPU、メモリ使用率を調べる方法について解説します。
sarコマンドの概要
LinuxサーバではsarコマンドによってCPU、メモリの使用率などが保存されています。
収集されたデータは日毎にログファイルに保存されます。
ログファイルは「/var/log/sa/」は以下に作成されsa01、sa02と数字の部分に日付が入ります。
ログファイルを保存する日数は下記のファイルに設定されています。
$ cat /etc/sysconfig/sysstat | grep HISTORY
HISTORY=28
保存日数を変更する場合はパラメータを変更し、sysstatサービスを再起動します。
過去のCPU使用率を調べる方法
過去の日付のCPU使用率を調べるのもsarコマンドを使用します。
例えば日付が1日のCPU使用率を調べたい場合は以下のコマンドを実行します。
sar -u -f /var/log/sa/sa01
表示される%idleを100から引いた値がCPU使用率になります。
過去のメモリ使用率を調べる方法
メモリ使用率も同様にsarコマンドを使用して確認できます。
コマンドは以下のようになります。
sar -r -f /var/log/sa/sa01
表示される%memusedの値がメモリ使用率になります。