この記事ではOracle DatabaseのSHUTDOWNコマンドについて解説します。
SHUTDOWNコマンドとは
Oracle DatabaseにはSHUTDOWNコマンドが用意されており、コマンドを実行するとインスタンスが停止されます。
SHUTDOWNコマンドを実行すると新規に接続はできなくなり、モードに応じてインスタンスが停止されます。
SHUTDOWNコマンドのモード
SHUTDOWNコマンドには4つのモードがあります。
それぞれモードによって停止時の挙動が異なるため、必要に応じて使い分けをします。
・ABORT
インスタンスを強制終了するモードです。
プロセスの異常停止などで正常にインスタンスの停止が行えない場合に使用します。
停止後に再度起動した際にインスタンスリカバリ処理が行われます。
・IMMEDIATE
コミットされていないトランザクションはロールバックして、インスタンスを停止します。
通常のインスタンス停止時によく使用されるコマンドになります。
・NORMAL
現行のセッションが終了してからインスタンスの停止を実行します。
オプションを指定しない場合はNORMALが適用されます。
・TRANSACTIONAL
実行中のトランザクションが終了してからインスタンスの停止を実行します。
使用例
SQL*Plusで接続し、コマンドを実行します。
SQL> shutdown immediate
データベースがクローズされました。
データベースがディスマウントされました。
ORACLEインスタンスがシャットダウンされました。