初期化パラメータの静的・動的を確認する方法

この記事では初期化パラメータの静的・動的を確認する方法について解説します。

 初期化パラメータの情報を確認する

初期化パラメータには静的に変更可能なものと動的に確認可能なものがあります。

また、PDB単位で設定可能なもの、インスタンス単位で設定可能なものが存在します。

これらの設定の可否は以下のSQLで確認することができます。

SELECT name, isses_modifiable, issys_modifiable, ispdb_modifiable,
 isinstance_modifiable FROM V$PARAMETER ORDER BY 1;


 結果の確認方法

SQLの実行結果の各カラムの情報は以下の通りです。

ISSES_MODIFIABLE

ALTER SESSIONで変更可能かどうかが表示されます(TRUE | FALSE)。

ISSYS_MODIFIABLE

ALTER SYSTEMで動的に変更が可能かどうか、変更した際の反映タイミングが表示されます。

以下の3つの値のいずれかが表示されます。

・IMMEDIATE:動的変更可能、即座に変更が反映されます。

・DEFFERD:動的変更可能、以降のセッションから変更が反映されます。

・FALSE:動的変更不可、SPFILEのみに設定変更が可能です。

ISPDB_MODIFIABLE

PDB単位で設定変更が可能かどうかを表示されます(TRUE | FALSE)。

ISINSTANCE_MODIFIABLE

インスタンス単位で設定変更が可能かどうかを表示されます(TRUE | FALSE)。