この記事ではbigfile表領域について解説します。
bigfile表領域とは
bigfile表領域とはその名の通り非常に大きなデータファイルを持つことができる表領域です。
bigfile表領域に対して、従来の表領域はsmallfile表領域とも呼ばれます。
bigfile表領域はデータファイルの最大ブロックサイズが約40億でsmallfile表領域の約400万と比較しても非常に大きいです。
そのため大量のデータを格納する表領域に対してはbigfile表領域で作成することが推奨されます。
なお、small表領域では1つの表領域を複数のデータファイルで構成することができましたが、bigfile表領域は1つの表領域に対して1つのデータファイルのみで構成することができます。
bigfile表領域のメリット・デメリット
bigfile表領域のメリットはデータファイルの数を減らすことができることです。
small表領域ではデータ量が増えるにつれてデータファイルを追加し、複数のデータファイルで表領域を構成する必要がありました。
bigfile表領域ではその必要がないので、データファイルの管理が容易になります。
デメリットとして挙げられるのはストライプ化やRAIDをサポートする、Oracle ASMなどの論理ボリューム・マネージャとともに使用する必要があることです。
ストライプ化がサポートされていない場合はパラレル処理で問題が生じる可能性があります。