この記事ではビューについて解説します。
ビューとは
ビューとは仮想の表のようなものをいいます。
見た目は表と同じで、データの問い合わせ、更新、挿入、削除も行えます。
表と違うのはビューは定義のみを保持していて、データそのものは保持していないという点です。
ビューは既に存在する表をもとに作成し、データ自体はその表のものが使用されます。
元の表のデータが更新されればビューも更新され、ビューのデータを更新すれば元の表も更新されます。
ビューのメリット
ビューを使用するのメリットは大きく下記の2点があります。
・表を加工できる
ビューは複数の表を組み合わせて作成することができます。
また、表の定義を変更することなく列名を変更することもできます。
リレーショナルデータベースでは正規化という考えが重要であるため、作成できる表には実質的には制限があります。
しかしビューを使えば表の定義を変えることなく、ユーザが使いたい表を再現することができます。
・データに対してアクセス制御を行える
通常、表に対するアクセス制御は表全体にしか行うことができません。
特定の列だけは見せたくないけど、ほかの列はアクセスできるようにしたいといった場合にビューは有用です。
アクセスさせたい列だけ定義したビューを作成することによって、必要な情報のみにアクセスできるように制御することができます。