この記事ではData Pumpエクスポートのモードについて解説します。
Data Pumpエクスポートとは
Data Pumpエクスポートとはダンプファイルセットと呼ばれるファイルにDBのデータやメタデータを出力するユーティリティです。
出力したダンプファイルは他のDBへインポートしたり、バックアップとして保存しておくことができます。
エクスポートのコマンド
下記のコマンドでエクスポートを実行できます。
expdp <ユーザ名>/<パスワード>@<接続文字列> [オプション]
エクスポートモード
エクスポート時には下記から1つモードを選択します。
・全体モード
データベース全体をエクスポートする際に指定します。
オプションに「Full=y」を追加します。
・スキーマモード
スキーマ単位でエクスポートする際に指定します。
オプションに「schemas=<スキーマ名>」を追加します。
・表モード
テーブル単位でエクスポートする際に指定します。
オプションに「tables=<表名>,<表名>...」を追加します。
・表領域モード
表領域単位でエクスポートする際に指定します。
オプションに「tablespaces=<表領域名>」を追加します。
・トランスポータブル表領域モード
メタデータのみを出力する際に指定します。
データはデータファイルを直接コピーすることによって出力することができます。
オプションに「TRANSPORT_TABLESPACES=<表領域名>」を追加します。