データの記憶域の仕組み

この記事ではOracle Databaseにおける記憶域の仕組みを解説します。

 論理記憶領域の単位

Oracle Databaseではデータベース内のデータに対して論理領域が割り当てられます。

論理領域は以下の4種類の単位で管理されています。

・表領域

・セグメント

・エクステント

・データブロック


 表領域

物理的なデータファイルを論理的にグループ化したものが表領域になります。

表領域は1つ以上のデータファイルから構成されます。

オブジェクトを格納する際は表領域を指定して格納します。


 データブロック

Oracle Databaseにおけるデータの最小格納単位をデータブロックと呼びます。

固定サイズ(デフォルト2KB)に分割されて物理ディスク領域と対応します。

データブロックのサイズが割り当て可能な記憶域の最小単位になります。


 エクステント

連続するデータブロックの集まりをエクステントと呼びます。

データファイルをまたいでエクステントを構成することはできません。


 セグメント

1つ以上のエクステントの集まりをセグメントと呼びます。

セグメントは表などのオブジェクトと1対1で対応します。

異なるデータファイルで構成されたエクステントも同一のセグメントとして扱うことができます。

セグメントは1つの表領域に属しています。