この記事ではデータベース設計の進め方を解説します。
データベース設計の3つのフェーズ
データベースを設計するうえで、その工程は以下の3つに大きく分けられます。
・概念設計
・論理設計
・物理設計
これら3つの工程を段階的に行っていくことでデータベース設計を進めていきます。
概念設計
対象のシステムにおいて、必要となるデータを抽出する作業を概念設計といいます。
概念設計では成果物として「概念データモデル」を作成します。
一般的にはER図によって概念データモデルを表現します。
論理設計
概念設計で作成した概念データモデルを整理して、使用するデータベースに合わせて変換する作業を論理設計といいます。
Oracle Database(リレーショナルデータベース)の場合はテーブルの列やデータ型などを決定します。
物理設計
物理的なデータ配置を決定する作業を物理設計といいます。
パフォーマンスや耐障害性、管理のしやすさを考慮して設計を行います。