この記事ではデータベースを構成するファイルについて解説します。
データベースファイルとは
Oracle databaseはインスタンスとデータベースから構成されています。
この中のデータベースを構成しているファイルをデータベースファイルといいます。
データベースファイルはOS上に存在する物理的なファイルになります。
データベースファイルは役割によって種類が分けられています。
データファイル
データベースファイルのうち、表や索引などのデータを格納するファイルです。
表領域単位で作成され、1つの表領域に対して1つ以上のデータファイルで構成されます。
REDOログファイル
データベースファイルのうち、データベースの更新情報を記録するファイルです。
REDOログファイルの更新情報は、障害によって直近の更新データが失われた際に、データを復旧するために利用されます。
重要なファイルであるため、多重化することもできます。
ファイルは2つ以上のグループで構成され、ファイルを循環して更新情報を記録します。
アーカイブログモードの場合は古いREDOログファイルはアーカイブログファイルとして別途保存されます。
制御ファイル
データベースファイルのうち、データベースの構成や管理の情報を記録するファイルです。
制御ファイルが破損するとデータベースを起動できなくなります。
重要なファイルなので多重化しておくことが推奨されています。